昔は日本でも広く栽培されていたもので、学校の授業で育てた経験がある方も多いのではないでしょうか?観賞用としてだけでなく、機織りや草木染めのご趣味の間にもじわりと人気が広がりつつある綿の栽培。畑や花壇はもちろん、鉢植えやプランターでも育てることができるんです。学校の授業での活用や地域の景観作りにも最適です!栽培説明書付きで初めての方でもご安心ください。
- 綿はアオイ科ワタ属の多年草の総称。
- 綿と人間との関わりは古く、英国の産業革命からガンジーの独立運動まで、歴史上象徴的な関わりをもってきました。綿花栽培は地球環境や人体に優しい無農薬、有機栽培の道が模索され始めています。「オーガニック・コットン」はいまだ高価ではありますが、その目指すところの理念や社会的な意義には大きいものがあります。
オーガニック・コットンとは
- 一定の年数農薬や化学肥料を使わない農地で生産された綿花のことで、栽培に使われる農薬・肥料については厳格な基準が設けられており、認証機関が実地検査を行っています。
- 綿花から最終製品になるまでの全工程を通じて、化学薬品による環境負荷を最小限に減らして製造されているものです。
NPO法人 日本オーガニック・コットン協会
NPO・特定非営利活動法人 日本オーガニックコットン流通機構
宮崎道男著「オーガニックコットン物語」
- 2023年春蒔きの綿の種は販売期間終了です。次期(2024年春蒔き)分は2023年12月から販売開始予定です。※予約受付は無しです。
- 今年もお客様に助けられ、大変ありがとうございました。ここ数年、毎年夏の天候不順に苦しめられておりますが、それでも何とか自然に寄りそった無農薬自家栽培・自家採種・手作業での綿繰りを続けて参ります。どうぞ見守ってください。よろしくお願いいたします。
- 恐れ入りますが個人のお客様はヤフーショッピング支店よりカード決済、またはコンビニ決済でお買い求めください。
【出荷時期】
秋の収穫・販売開始後(例年10~11月)~6月末まで。注文後すぐの発送で、お取り置きはできません。
- 当農園の綿花はこだわりの無農薬栽培です(栽培期間中農薬・化学肥料不使用・圃場外半径100m有人防除不実施契約締結)。有機JAS認証機関確認済の有機肥料(主にもみ殻、堆肥、石灰のみ)を使用し、病虫害には“酢水”“スギナ液”など自然の素材で防除しています。種子消毒も行わず、自然のまま清潔な状態の種子をお届けします。
- 在来種の和綿含め、4種類の綿花は全て茨城県での自家栽培で、収穫から綿繰りまで全てが“手仕事”です。
- また、遺伝子組換えでない(Non-GMOである)ことを検査で確認済みです。検査証明書はこちらをご参照ください。
自然栽培での強い味方となる“酢水”“スギナ液”などの自然素材での防除。ぜひ専門の書籍などをご参考ください。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
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(植付・移植適期) | ||||||||||||
生育状況 | 休眠 | 発芽・伸長 | 開花 | 結実・収穫 | 葉枯れ・休眠 | |||||||
予約 | 予約は受けず秋の収穫後に販売開始(例年10~11月) |
種蒔き時期は5~6月ですが、種は秋の販売開始後~6月末まで、注文後すぐの発送をしております。お取り置きはできません。
売切れ前に種を確保し、手元に置いておきましょう。
- 個人のお客様はヤフーショッピング支店よりカード決済、またはコンビニ決済でお買い求めください。
- 団体・公共機関等のお客様でカード決済、コンビニ決済がご利用できない場合は、下段の注文フォームかFAXで承ります。うまくいかない場合は「info@tane4u.com」まで直接メールでご連絡ください。
- 綿の種おおむね400粒以下のご注文は、郵便局の振込用紙を同梱し封筒便で発送致します。切手代は無料です。振込用紙到着後5日以内にお振込みください。
- それより大口の場合、お支払いは基本「ゆうパックの代金引換サービス」です。宅急便配送料、代金引換手数料(290円)がかかります。
- 学校など公共機関の場合のみ、大口でも郵便振替(振込)でのお支払いが可能です。ご希望の方は、注文時フォームの備考欄でお申し出ください。
綿花は比較的丈夫な植物で、育てやすいのが特徴です。
以下は綿花の種蒔きから収穫までのお手入れを解説。
発芽適温と種蒔き時期:
25~30℃、5月中旬以降。発芽率は和綿で90%ほどです。
土壌:
アルカリ性の土壌で良く育つため、種蒔き前に石灰を多めに入れて良く耕しておきます。また病虫害を軽減するため、排水と風通しの良い場所を選びます。
肥料:
前作の残留肥料がある場合は無肥料です。多肥料だとと枝葉ばかり生長が旺盛でコットンボールが付きにくいです。
畝作り:
平畝で幅は40cm以上、2条植えなら80cm。株間は60~80cmが目安です。畝にマルチを敷いておくと地温を上げる効果と夏場の除草が楽になります。
種蒔きのポイント:
種にまで水が浸透するように水の中で良くもみます。蒔く深さは1~2cm程度と浅くします。
ポット育苗の場合:
綿花は畑、鉢、プランターへの直蒔きが基本です。根が細い一本根で移植時に枯れやすいためです。ポットで芽だしする場合はポットごと移植します。種まき時にポットに底を十字の切り込みをいれておくと移植痛みを防げます。移植時期は本葉が出てからです。
収量を増やす:
7月に摘芯(てきしん)すると枝数が増えて沢山のコットンボールが実ります。
越冬:
多年草です。枝を切り詰め、用土を更新し、室内で「越冬」させれば、翌春に再発芽します。
共生菌:
発芽から双葉の時期が約1ヶ月もあり、他の植物より成長期に至るのが遅いですが、この間地中では根がストリゴラクトンという物質を分泌し、土壌中に「共生菌」を育てています。幼苗の移植はこの共生菌を失わないようにすることがポイントです。綿花は直蒔きか、ポット苗をの底に十字の切込みを入れてそのまま移植する方法が良いです。
発芽しない
【原因】早蒔き、発芽温度不足、深蒔き
【対策】5月中旬以降に種蒔き。4月蒔きならビニールハウス利用。地温を上げるには黒マルチの穴に蒔く(カラーコットンではより重要です)1~2cm程度に浅蒔きします。
幼苗が枯れる
【原因】移植痛み
【対策】ポットのまま底に切り込みを入れて移植します。直蒔きでは一箇所に2~3粒蒔いて、発芽し後に元気なものを残して間引きします。
枝折れ
【原因】強風
【対策】台風に備え支柱を立てて縛ります。
病気、虫食い
【原因】病虫害
【対策】排水と風通しの良い場所で育てます。まめに様子をみて、早めに虫を取り除きます。若芽の頃には草木灰を蒔くと、虫を抑えることができます。
以下は綿花の栽培方法を詳細に解説。
排水、風通し、日当たりとも良いのが望ましいです。また、肥料の効き過ぎた場所では枝ばかり伸びて蕾(つぼみ)が落ちたりするほか、病害虫の発生も多くなります。酸性土壌を嫌うので、種蒔きの1週間前に石灰を加え、土を中和しておきます。元肥は鶏糞(窒素系肥料)が良いですが、畑地ならばむしろやらない方が良いくらいです。鉢やプランターに使用する培養土は弱酸性です。少量の石灰を入れ中和してから使用します。鉢の元肥として肥料を少し多めにやり、本葉が出てから週一回薄めの液肥を与えます。
綿花は樹高が高いため基本は地植えです。鉢植えにする場合、和綿なら素焼鉢8号以上のサイズ、カラーコットンなら同10号以上のできるだけ大きな鉢に植えてください。収量が飛躍的に多くなります。
時期:
5月中旬の「母の日」以降。半袖シャツが目立つ頃。田舎では田植えが完了してからです。種蒔きが早過ぎると発芽しません。ビニールハウスで早めに発芽させても、5月中旬までは戸外に出せません。寒風・遅霜で幼苗が枯れてしまいます。
種蒔きとその準備:
水をはったたらいの中で優しく種をもみ、そのまま30分ほどおいて種をよく浸水させます。そのまま以下の①~④の方法で種まきし、いずれも1~2cm程土をかけ、よく灌水します。以降は3日に1回程度、表土が乾いたらたっぷり灌水します。
蒔く方法①地植え(直播き):
平畝で幅は40cm以上、2条植えなら80cm。株間は60~80cmが目安です。畝にマルチを敷いておくと地温を上げる効果と夏場の除草が楽になります、植え穴に2、3粒播き、発芽後間引きして、元気のいいものを1本残します。
蒔く方法②地植え(ポット移植):
育苗ポットで発芽させ、発芽後に植えかえる方法です。ポット育苗で移植痛みを防ぐには、ポットの底を十字に切込みを入れ、ポットのままで畝に植え付けます。底から根が伸びて大きく育ちます。
蒔く方法③鉢植え:
直径25cm以上の大きな鉢を選び、水掃けを良くしておきます。1鉢に3粒ほど播き、発芽後間引いて1本にします。
蒔く方法④プランター:
株間を20cmくらい空けたいので、1鉢に3本程度育てるのが適当です。種蒔きは1か所に2、3粒を蒔き、その上に1cm程度土をかけ、発芽するまでは土が乾かない程度に潅水します。1週間から10日程度で発芽、その後本葉が出てから15cmくらいになるまでに1か所1本に間引きします。
雑草対策:
5~6月は、柔らかい双葉~背丈が低い苗の期間が続くので雑草に負けやすいです。無農薬栽培ではこまめに手で除草してください。
追肥:
5月初めに種蒔きした場合、6月初旬には草丈15cmくらいになります。生育を見ながら鶏糞や油粕などを追肥しますが、追肥は7月中旬頃までです。
潅水:
発芽後10cmくらいの丈で1ヶ月半ほど成長が乏しい期間があり、この期間に地下では根を張っています。この時期に水をやりすぎたり、長梅雨にあうと根腐れをおこします。
7月に入って気温が高くなり、日照量が増えると急速に枝を伸ばし成長します。7~8月の開花期には多目に潅水すると収量を上げることができます。
摘芯:
綿の木は生育が良いと1.5mほどの丈になります。綿の収量を上げるためには、摘芯により樹高を抑え、横に枝を張らせるようにするのがコツです。7月中旬になったら、丈の低いものでも全て摘芯します。鉢植えの場合は、枝を4~5本残して、1回だけ摘芯します。
病害虫対応:
病害としては種が地中で腐ったり、発芽後根腐れなどで立ち枯れすることがありますが、主として低温、多湿が原因です。無農薬栽培の病虫害対策の基本はこまめに様子を見ることです。酢水の葉面散布など自然農薬も有効です。詳しくは専門書をお求めください。
収穫:
7月中旬から9月にかけて花が咲き、花の落ちた後に実(コットンボール)が付きます。9月から12月にかけて実が弾け、中から綿が吹き出します。晴れた日中に、良く弾け垂れ下がるようになった綿を収穫します。良く吹き出していない未熟なものは良質の綿になりません。糸紡ぎ用には未熟なワタはなるべく混ぜないほうが良いです。収穫後、天日で十分乾燥させ、その後紙袋や封筒に入れて乾燥保存します。
市販の培養土を使用するのが簡単便利ではありますが、それらはおよそ化学肥料が含まれています。
下記は有機栽培、自然栽培など化学肥料を使用せず植物を育てる場合の培養土の自作レシピです。
・表は素材と配合比率、500mlの手桶20杯で10Lの用土を作成する場合の想定杯数です。
・ずっと育てる場所(地植え、プランター、鉢)の用土を作る場合、更に完熟堆肥を加えます。
・短期間のポット育苗の用土を作る場合は堆肥は加えず、ごく少量の石灰を加えます。
・培養土の配合比率は必ずしも正解は無く、お客様ごとご栽培環境に合わせてアレンジしてみてください。
NPO法人ザ・ピープルでの「ふくしまオーガニックコットン・プロジェクト」
KOBE SWEETS GARDEN 波々伯部様の「神戸コットン物語」企画
真岡木綿を使用したホシノオリさんの手つむぎ、手織りの作品
電動綿繰り機のオーダーメイド
山中鉄工所(茨城県つくば市上岩崎1838-54)
メデタシ種苗facebook投稿での紹介ページへ
愛媛大学付属小学校での「和綿とタデアイ」を通じた教育の取組み
- 商品紹介
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- 2023年春蒔きの綿の種は販売期間終了です。次期(2024年春蒔き)分は2023年12月から販売開始予定です。※予約受付は無しです。
- 今年もお客様に助けられ、大変ありがとうございました。ここ数年、毎年夏の天候不順に苦しめられておりますが、それでも何とか自然に寄りそった無農薬自家栽培・自家採種・手作業での綿繰りを続けて参ります。どうぞ見守ってください。よろしくお願いいたします。
- 恐れ入りますが個人のお客様はヤフーショッピング支店よりカード決済、またはコンビニ決済でお買い求めください。
【出荷時期】
秋の収穫・販売開始後(例年10~11月)~6月末まで。注文後すぐの発送で、お取り置きはできません。
- 当農園の綿花はこだわりの無農薬栽培です(栽培期間中農薬・化学肥料不使用・圃場外半径100m有人防除不実施契約締結)。有機JAS認証機関確認済の有機肥料(主にもみ殻、堆肥、石灰のみ)を使用し、病虫害には“酢水”“スギナ液”など自然の素材で防除しています。種子消毒も行わず、自然のまま清潔な状態の種子をお届けします。
- 在来種の和綿含め、4種類の綿花は全て茨城県での自家栽培で、収穫から綿繰りまで全てが“手仕事”です。
- また、遺伝子組換えでない(Non-GMOである)ことを検査で確認済みです。検査証明書はこちらをご参照ください。
綿の種の販売カラーコットンの種の販売自然栽培での強い味方となる“酢水”“スギナ液”などの自然素材での防除。ぜひ専門の書籍などをご参考ください。
- 生育&発送サイクル
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生育&発送サイクル
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 (植付・移植適期) 生育状況 休眠 発芽・伸長 開花 結実・収穫 葉枯れ・休眠 予約 予約は受けず秋の収穫後に販売開始(例年10~11月) 種蒔き時期は5~6月ですが、種は秋の販売開始後~6月末まで、注文後すぐの発送をしております。お取り置きはできません。
売切れ前に種を確保し、手元に置いておきましょう。 - お支払い、送料等
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お支払い、送料について
- 個人のお客様はヤフーショッピング支店よりカード決済、またはコンビニ決済でお買い求めください。
- 団体・公共機関等のお客様でカード決済、コンビニ決済がご利用できない場合は、下段の注文フォームかFAXで承ります。うまくいかない場合は「info@tane4u.com」まで直接メールでご連絡ください。
- 綿の種おおむね400粒以下のご注文は、郵便局の振込用紙を同梱し封筒便で発送致します。切手代は無料です。振込用紙到着後5日以内にお振込みください。
- それより大口の場合、お支払いは基本「ゆうパックの代金引換サービス」です。宅急便配送料、代金引換手数料(290円)がかかります。
- 学校など公共機関の場合のみ、大口でも郵便振替(振込)でのお支払いが可能です。ご希望の方は、注文時フォームの備考欄でお申し出ください。
- 栽培方法
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綿花は比較的丈夫な植物で、育てやすいのが特徴です。
以下は綿花の種蒔きから収穫までのお手入れを解説。
綿花の特性、栽培の基本発芽適温と種蒔き時期:
25~30℃、5月中旬以降。発芽率は和綿で90%ほどです。
土壌:
アルカリ性の土壌で良く育つため、種蒔き前に石灰を多めに入れて良く耕しておきます。また病虫害を軽減するため、排水と風通しの良い場所を選びます。
肥料:
前作の残留肥料がある場合は無肥料です。多肥料だとと枝葉ばかり生長が旺盛でコットンボールが付きにくいです。
畝作り:
平畝で幅は40cm以上、2条植えなら80cm。株間は60~80cmが目安です。畝にマルチを敷いておくと地温を上げる効果と夏場の除草が楽になります。
種蒔きのポイント:
種にまで水が浸透するように水の中で良くもみます。蒔く深さは1~2cm程度と浅くします。
ポット育苗の場合:
綿花は畑、鉢、プランターへの直蒔きが基本です。根が細い一本根で移植時に枯れやすいためです。ポットで芽だしする場合はポットごと移植します。種まき時にポットに底を十字の切り込みをいれておくと移植痛みを防げます。移植時期は本葉が出てからです。
収量を増やす:
7月に摘芯(てきしん)すると枝数が増えて沢山のコットンボールが実ります。
越冬:
多年草です。枝を切り詰め、用土を更新し、室内で「越冬」させれば、翌春に再発芽します。
共生菌:
発芽から双葉の時期が約1ヶ月もあり、他の植物より成長期に至るのが遅いですが、この間地中では根がストリゴラクトンという物質を分泌し、土壌中に「共生菌」を育てています。幼苗の移植はこの共生菌を失わないようにすることがポイントです。綿花は直蒔きか、ポット苗をの底に十字の切込みを入れてそのまま移植する方法が良いです。
栽培の失敗の原因と対策発芽しない
【原因】早蒔き、発芽温度不足、深蒔き
【対策】5月中旬以降に種蒔き。4月蒔きならビニールハウス利用。地温を上げるには黒マルチの穴に蒔く(カラーコットンではより重要です)1~2cm程度に浅蒔きします。幼苗が枯れる
【原因】移植痛み
【対策】ポットのまま底に切り込みを入れて移植します。直蒔きでは一箇所に2~3粒蒔いて、発芽し後に元気なものを残して間引きします。枝折れ
【原因】強風
【対策】台風に備え支柱を立てて縛ります。病気、虫食い
【原因】病虫害
【対策】排水と風通しの良い場所で育てます。まめに様子をみて、早めに虫を取り除きます。若芽の頃には草木灰を蒔くと、虫を抑えることができます。以下は綿花の栽培方法を詳細に解説。
土壌について排水、風通し、日当たりとも良いのが望ましいです。また、肥料の効き過ぎた場所では枝ばかり伸びて蕾(つぼみ)が落ちたりするほか、病害虫の発生も多くなります。酸性土壌を嫌うので、種蒔きの1週間前に石灰を加え、土を中和しておきます。元肥は鶏糞(窒素系肥料)が良いですが、畑地ならばむしろやらない方が良いくらいです。鉢やプランターに使用する培養土は弱酸性です。少量の石灰を入れ中和してから使用します。鉢の元肥として肥料を少し多めにやり、本葉が出てから週一回薄めの液肥を与えます。
植鉢のサイズ綿花は樹高が高いため基本は地植えです。鉢植えにする場合、和綿なら素焼鉢8号以上のサイズ、カラーコットンなら同10号以上のできるだけ大きな鉢に植えてください。収量が飛躍的に多くなります。
種蒔きの詳細時期:
5月中旬の「母の日」以降。半袖シャツが目立つ頃。田舎では田植えが完了してからです。種蒔きが早過ぎると発芽しません。ビニールハウスで早めに発芽させても、5月中旬までは戸外に出せません。寒風・遅霜で幼苗が枯れてしまいます。
種蒔きとその準備:
水をはったたらいの中で優しく種をもみ、そのまま30分ほどおいて種をよく浸水させます。そのまま以下の①~④の方法で種まきし、いずれも1~2cm程土をかけ、よく灌水します。以降は3日に1回程度、表土が乾いたらたっぷり灌水します。
蒔く方法①地植え(直播き):
平畝で幅は40cm以上、2条植えなら80cm。株間は60~80cmが目安です。畝にマルチを敷いておくと地温を上げる効果と夏場の除草が楽になります、植え穴に2、3粒播き、発芽後間引きして、元気のいいものを1本残します。
蒔く方法②地植え(ポット移植):
育苗ポットで発芽させ、発芽後に植えかえる方法です。ポット育苗で移植痛みを防ぐには、ポットの底を十字に切込みを入れ、ポットのままで畝に植え付けます。底から根が伸びて大きく育ちます。
蒔く方法③鉢植え:
直径25cm以上の大きな鉢を選び、水掃けを良くしておきます。1鉢に3粒ほど播き、発芽後間引いて1本にします。
蒔く方法④プランター:
株間を20cmくらい空けたいので、1鉢に3本程度育てるのが適当です。種蒔きは1か所に2、3粒を蒔き、その上に1cm程度土をかけ、発芽するまでは土が乾かない程度に潅水します。1週間から10日程度で発芽、その後本葉が出てから15cmくらいになるまでに1か所1本に間引きします。
収穫までのお世話雑草対策:
5~6月は、柔らかい双葉~背丈が低い苗の期間が続くので雑草に負けやすいです。無農薬栽培ではこまめに手で除草してください。
追肥:
5月初めに種蒔きした場合、6月初旬には草丈15cmくらいになります。生育を見ながら鶏糞や油粕などを追肥しますが、追肥は7月中旬頃までです。
潅水:
発芽後10cmくらいの丈で1ヶ月半ほど成長が乏しい期間があり、この期間に地下では根を張っています。この時期に水をやりすぎたり、長梅雨にあうと根腐れをおこします。
7月に入って気温が高くなり、日照量が増えると急速に枝を伸ばし成長します。7~8月の開花期には多目に潅水すると収量を上げることができます。摘芯:
綿の木は生育が良いと1.5mほどの丈になります。綿の収量を上げるためには、摘芯により樹高を抑え、横に枝を張らせるようにするのがコツです。7月中旬になったら、丈の低いものでも全て摘芯します。鉢植えの場合は、枝を4~5本残して、1回だけ摘芯します。
病害虫対応:
病害としては種が地中で腐ったり、発芽後根腐れなどで立ち枯れすることがありますが、主として低温、多湿が原因です。無農薬栽培の病虫害対策の基本はこまめに様子を見ることです。酢水の葉面散布など自然農薬も有効です。詳しくは専門書をお求めください。
収穫:
7月中旬から9月にかけて花が咲き、花の落ちた後に実(コットンボール)が付きます。9月から12月にかけて実が弾け、中から綿が吹き出します。晴れた日中に、良く弾け垂れ下がるようになった綿を収穫します。良く吹き出していない未熟なものは良質の綿になりません。糸紡ぎ用には未熟なワタはなるべく混ぜないほうが良いです。収穫後、天日で十分乾燥させ、その後紙袋や封筒に入れて乾燥保存します。
培養土を自作してみよう市販の培養土を使用するのが簡単便利ではありますが、それらはおよそ化学肥料が含まれています。
下記は有機栽培、自然栽培など化学肥料を使用せず植物を育てる場合の培養土の自作レシピです。
・表は素材と配合比率、500mlの手桶20杯で10Lの用土を作成する場合の想定杯数です。
・ずっと育てる場所(地植え、プランター、鉢)の用土を作る場合、更に完熟堆肥を加えます。
・短期間のポット育苗の用土を作る場合は堆肥は加えず、ごく少量の石灰を加えます。
・培養土の配合比率は必ずしも正解は無く、お客様ごとご栽培環境に合わせてアレンジしてみてください。
その他ご参考NPO法人ザ・ピープルでの「ふくしまオーガニックコットン・プロジェクト」
KOBE SWEETS GARDEN 波々伯部様の「神戸コットン物語」企画
真岡木綿を使用したホシノオリさんの手つむぎ、手織りの作品
電動綿繰り機のオーダーメイド
山中鉄工所(茨城県つくば市上岩崎1838-54)
メデタシ種苗facebook投稿での紹介ページへ愛媛大学付属小学校での「和綿とタデアイ」を通じた教育の取組み
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