四季がはっきりしていて草花が豊富な日本。実は身近な草花で染め物が楽しめるのをご存知ですか?藍染に代表される「草木染」は伝統工芸として高度な技法が受け継がれるものから、趣味や生活に根差したのものまで、私たちの暮らしのそばにずっと昔からあったものです。温暖で多雨、おだやかな自然環境に恵まれたここ日本は、植物の種類の多さに恵まれ、それとともに染織りの文化がよく発達してきました。とは言え、それは決して難しいものではありません。今こそ気軽な趣味として、季節の移ろいを感じながら、恵まれた自然の色使って自由に遊んでみてはいかがでしょうか?
- 藍はタデ科タデ属の一年草。
- 原産地はインディゴの名の通りインドであるとされます。葉は藍色色素の原料となる他、乾燥させて漢方薬としても用いられることも。日本には飛鳥時代に中国から渡来し広く栽培され利用されました。
- 藍染めには長い歴史があり、海外では“Japan Blue”、藍色を指して“Hiroshige Blue”と呼ばれることもあります。
- 小鮒草はイネ科コブナグサ属の一年草。
- 葉の形を魚のフナに見たててこの名があり、全草を黄色の染料に用いる他、こちらも乾燥させて漢方薬としても用いられます。
- 黄八丈の黄染に用いられたことから八丈刈安の名で呼ばれます。
草木染について
草木染のやり方や染料となる植物については、ぜひ専門の書籍をお手にとってみてください。特に分かりやすく参考になりましたものをいくつかご紹介します。
箕輪直子著「草木染め大全」
山崎青樹著「草木染 染料植物図鑑」
- 2023年春蒔きの染料植物の種は販売期間終了です。次期(2024年春蒔き)分は2023年12月から、種類ごと順次販売開始予定です。※予約受付は無しです。
- 恐れ入りますが個人のお客様はヤフーショッピング支店よりカード決済、またはコンビニ決済でお買い求めください。
【出荷時期】
秋の収穫・販売開始後(例年11月)~6月末まで。注文後すぐの発送で、お取り置きはできません。
- 当農園の染料植物はこだわりの無農薬栽培です(栽培期間中農薬・化学肥料不使用・圃場外半径100m有人防除不実施契約締結)。有機JAS認証機関確認済の有機肥料(主にもみ殻、堆肥、石灰のみ)を使用し、病虫害には“酢水”“スギナ液”など自然の素材で防除しています。種子消毒も行わず、自然のまま清潔な状態の種子をお届けします。
- 在来種の藍、小鮒草など全て茨城県での自家栽培で、収穫から種外し、選別まで全てが“手仕事”です。
藍(あい)の種
商品記号[SOME-1]
◆5g単位(約1000粒)=800円
赤茎千本は藍の栽培が初めての方でも扱いやすい品種です。茎が直立で、密植しても栽培管理がしやすく、葉が厚いので生葉染めにも向いています。粒数はあくまで目安です。除ききれない葉茎も混じりますが、全て手仕事ですので、どうかご容赦ください。5gで6mの畝1条(株間20cm)か、1~2㎡にびっしりが栽培面積の目安です。
次期は1月~販売開始
小鮒草(こぶなぐさ)の種
商品記号[SOME-2]
◆5g単位(約1500粒)=800円
粒数はあくまで目安です。除ききれない葉茎も混じりますが、全て手仕事ですので、どうかご容赦ください。5gで10mの畝1条(株間20cm)か、3~4㎡にびっしりが栽培面積の目安です。
次期は12月~販売開始
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
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(植付・移植適期) | ||||||||||||
生育状況 | 発芽・伸長 | 葉茎の収穫(数回) | 開花 | 結実 | 葉枯れ・休眠 | |||||||
ご予約・発送 | 予約は受けず3月から販売開始 |
- 種は予約を受けず、蒔き時となる3月から販売しています。
- 個人のお客様はヤフーショッピング支店よりカード決済、またはコンビニ決済でお買い求めください。
- 団体・公共機関等のお客様でカード決済、コンビニ決済がご利用できない場合は、下段の注文フォームかFAXで承ります。うまくいかない場合は「info@tane4u.com」まで直接メールでご連絡ください。
- 藍、小鮒草の種50g以下のご注文は、郵便局の振込用紙を同梱し封筒便で発送致します。切手代は無料です。振込用紙到着後7日以内にお振込みください。
- それより大口の場合、お支払いは基本「ゆうパックの代金引換サービス」です。宅急便配送料、代金引換手数料(290円)がかかります。
- 学校など公共機関の場合のみ、大口でも郵便振替(振込)でのお支払いが可能です。ご希望の方は、注文時フォームの備考欄でお申し出ください。
染めの草木はほぼ野草なので、放任で育つ丈夫なものが多いです。
以下は草木ごとの種まきから収穫までのお手入れを解説します。
性質:
1年草で、夏に旺盛に葉茎が茂り、これを収穫し染料として利用します。9月にかわいらしい小さい花を咲かせ、これが11月に結実。霜がおりると枯れます。水をたくさん必要とし、地植えのほうが放任で旺盛に生育してくれます。
種蒔きの時期:
3月~6月頃まで。ポットで育苗し地植えに移行(移植)するか、プランターで育てます。関東以北では早蒔きしすぎない方(概ね4月以降)が遅霜に当たる心配なく発芽を見守ることができます。
種蒔きの方法:
ポットに種まきの土(育苗培養土)を7分目まで入れ、種を軽くひとつまみ置きます。1cm程度とごく浅く覆土し、手のひらでよく鎮圧し、たっぷり潅水します。日当たりの良い暖かな場所に置き、以降は表土が乾いたら潅水します。プランターの場合は鉢底に赤玉土を2cm程度敷き、水はけと保水を確保します。
発芽と移植:
霜に当たらず、適度な気温と水分が保たれれば、播種後10日~20日で発芽します。以降も表土が乾いたら潅水し、草丈15cm程度(播種後1か月以降)になったら、移植の準備です。3月に蒔いた種なら5月が移植目安です。
地植えの準備:
畑や花壇の土に堆肥や腐葉土を入れ、よく耕します。植え場所にもみ殻や腐葉土を毎年すき込むことで、ふかふかの良い土になっていきます。畝幅は40cm、二条植えなら60cmを確保し、水はけを良くすべく高畝に形成します。マルチを貼ると地温と水分が保たれ、また除草の負担も軽くなるのでおススメです。株間を20cm程度確保し、ポットの土ごと苗を移植し、よく潅水します。
お手入れと葉の収穫:
以降は降雨に任せ、雨が無く葉の元気がない場合には様子をみて潅水します。6月に株元に追肥、目立つ草を除草しながら成長を見守ります。7月以降に初回の収穫、その後40日程度経過後に2回目の収穫が可能です。
性質:
1年草で、夏に葉茎が伸び、9~10月にふさふさの花穂をつけます。花穂が出る直前に全草(茎と葉)を刈り取り、黄色の染料として利用します。ほぼ野草なので大変丈夫で、手をかけるよりは放任でよく育ちます。
種蒔きの時期:
3月~6月頃まで。ポットで育苗し地植えに移行(移植)するか、プランターで育てます。関東以北では早蒔きしすぎない方(概ね4月以降)が遅霜に当たる心配なく発芽を見守ることができます。
種蒔きの方法:
ポットに種まきの土(育苗培養土)を7分目まで入れ、種を軽くひとつまみ置きます。1cm程度とごく浅く覆土し、手のひらでよく鎮圧し、たっぷり潅水します。日当たりの良い暖かな場所に置き、以降は表土が乾いたら潅水します。プランターの場合は鉢底に赤玉土を2cm程度敷き、水はけと保水を確保します。
発芽と移植:
霜に当たらず、適度な気温と水分が保たれれば、播種後20日~30日で発芽します(藍より遅めです)。以降も表土が乾いたら潅水し、草丈15cm程度(播種後1か月以降)になったら、移植の準備です。3月に蒔いた種なら5月が移植目安です。
地植えの準備:
畑や花壇の土に堆肥や腐葉土を入れ、よく耕します。植え場所にもみ殻や腐葉土を毎年すき込むことで、ふかふかの良い土になっていきます。畝幅は40cm、二条植えなら60cmを確保し、水はけを良くすべく高畝に形成します。マルチを貼ると地温と水分が保たれ、また除草の負担も軽くなるのでおススメです。株間を20cm程度確保し、ポットの土ごと苗を移植し、よく潅水します。
お手入れと開花、葉茎の収穫:
以降は降雨に任せ、雨が無く葉の元気がない場合には様子をみて潅水します。6月に株元に追肥、目立つ草を除草しながら成長を見守ります。9~10月になり、ふさふさの花穂が出る直前に全草(葉と茎)を刈り取り、染料として利用します。
性質:
日当たりと風通しを好み乾燥にも強い1年草で、花を摘んで染色に利用します。
種蒔きの時期:
3~4月蒔きで7月開花、または9~10月蒔きで越冬、翌年5月開花のサイクルです。
種蒔きの方法:
ポットに種まきの土(育苗培養土)を7分目まで入れ、種を1~3粒置きます。1cm程度とごく浅く覆土し、手のひらでよく鎮圧し、たっぷり潅水します。日当たりの良い暖かな場所に置き、以降は表土が乾いたら潅水します。プランターの場合は鉢底に赤玉土を2cm程度敷き、水はけと保水を確保します。
発芽と移植:
霜に当たらず、適度な気温と水分が保たれれば、播種後10日~20日で発芽します。以降も表土が乾いたら潅水し、草丈15cm程度(播種後1か月以降)になったら、移植の準備です。3月に蒔いた種なら5月が移植目安です。
地植えの準備:
畑や花壇の土に赤玉土と腐葉土を入れ、よく耕します。植え場所にもみ殻や腐葉土を毎年すき込むことで、ふかふかの良い土になっていきます。やや広めの株間20cmで風通しを確保。ポットの土ごと苗を移植し、よく潅水します。
お手入れと開花、花の収穫:
以降は降雨に任せ、雨が無く葉の元気がない場合には様子をみて潅水します。ほぼ放任でも育ちますが、花用の肥料を追肥したり、葉が混みあってきたらある程度剪定して風通しを確保し、葉カビなどの病害を予防するとベターです。開花後、花びらの下部が黄から赤に変わる頃に花を摘み取り、染色に利用します。
性質:
株元は日陰で、つるがのびると草木の上を這い日当たりを好んで成長します。多年草でおよそ生育2年目以降に根を掘り、染色に利用します。
種蒔きの時期:
種まき時期は3~6月。ポット育苗から地植え、または栽培容器に移植栽培します。
種蒔きの方法:
ポットに種まきの土(育苗培養土)を7分目まで入れ、種を1~3粒置きます。1cm程度とごく浅く覆土し、手のひらでよく鎮圧し、たっぷり潅水します。日当たりの良い暖かな場所に置き、以降は表土が乾いたら潅水します。プランターの場合は鉢底に赤玉土を2cm程度敷き、水はけと保水を確保します。
発芽と移植:
霜に当たらず、適度な気温と水分が保たれれば、播種後30~60日で発芽します(早蒔きの場合は特にじっくり待ちます)。以降も表土が乾いたら潅水し、本葉が2段(草丈5cm程度)になったら移植の準備です。3月に蒔いた種なら5月が移植目安です。
地植えの準備:
木陰や壁の裏など株元が日陰になる場所に移植します。植え場所を30cmほど深耕し赤玉土と腐葉土を多めに混ぜ込みます。ポットの土ごと苗を移植、よく潅水します。密植で構いません。栽培容器を作成して植え付けると収穫時の根の掘り出しが楽です。容器は15cm以上の深さのあるメッシュ状のコンテナの側面を目の細かい網で覆って作成します。底に赤玉土を敷き、その上の用土は上記と同じです。
以降のお手入れ、根の収穫:
周囲をまめに除草し、虫に食べられないよう注意しながら成長を見守ります。花や実がつくのは2年目以降です。冬に地上部が枯れた後に根を掘り出して染料にします。
性質:
日陰で風通しの良い場所、乾燥ぎみの環境を好んで成長します。多年草でおよそ生育1年目の冬~2年目の夏までに根を掘り、染色に利用します。
種まきの前に(休眠打破処理)
2月初旬~3週間、冷蔵庫のチルドルームで休眠打破処理をします。清潔な用土(バーミキュライト)をボウルに入れ、水を少しづつ加えながらよく混ぜ合わせます。握って水がにじむ程度になったら蓋ができる容器に半分まで詰めます。お茶や出汁をとる紙パックにムラサキの種を入れ、少し湿らせて容器内の用土の上に平たく寝かせ置き、上から1cm程度用土で覆土します。容器に蓋をしてチルドルームに置き、上記の期間見守ります。週1回は少量水を足すなど様子をみて、乾燥させず、過湿すぎず管理します。休眠打破処理をしないと写真3枚目の右の育苗箱のように、ほとんど発芽が見込めません。
種蒔きの時期:
種まき時期は2月末~3月。気温が安定して15℃を超える前に蒔き、ポット育苗から地植え、または栽培容器に移植栽培します。
種蒔きの方法:
赤玉土(細粒がベスト、無ければ小粒)と種まきの土(培養土)を半々に混ぜ、育苗ポット7分目まで入れ、種を1~3粒置きます。1cm程度ごく浅く覆土し、手のひらでよく鎮圧、たっぷり潅水。日当たりの良い暖かな場所に置き、以降は表土が乾いたら潅水します。プランターの場合は鉢底に赤玉土(中粒)を2cm程度敷き、水はけと保水を確保します。栽培用土は同じ作り方で混合します。
発芽と移植:
霜に当たらず、適度な気温と水分が保たれれば、播種後30~60日で発芽します(早蒔きの場合は特にじっくり待ちます)。以降も表土が乾いたら潅水し、草丈10cm程度になったら移植の準備です。2月末に蒔いた種なら5月中旬が移植目安です。
地植えの準備:
風通しのよい日陰の場所に直植えするか、栽培容器を作成して同様の場所に設置、移植します。日なたでは遮光ネットを張ります。植え場所を50cmほど深耕し赤玉土(中粒)と腐葉土を多めに混ぜ込みます。水はけ確保のため植え場所は高くし、株間8cmを確保しながらポットの土ごと苗を移植、よく潅水し、株元にコンテナチップ(クリーンな木片)を敷いて土はねを防止(葉の病気の予防)します。
上記と同じ土づくりをした植え場所に栽培容器を作成して埋め込み、その中に苗を植え付けるとより栽培が安定します。容器内への移植方法やチップを敷く点などは直植えと同じです。容器栽培はその物理的な高さにより、いっそうの水はけと葉への土はねが軽減され、収穫時の根の掘り出しも楽になりおススメです。写真の栽培容器は水田用の畔シートを切って作成したもので、高さ25×幅10×奥行50cmで縦に6株並べて植えられるサイズです。牛乳パックの底を切ったものに1株づつ植える方法が最も簡易的ではありますが、収穫まで雨風に2年耐える強度として少し不安でもあります。紫根エキスを自家精製する製薬会社さんでは高さ80cmの専用塩ビ管を使用しているようです。
以降のお手入れ、根の収穫:
周囲をまめに除草し、風通しよく乾燥気味に管理し、成長を見守ります。よほど降雨がない場合以外はほぼ潅水不要です。日なたでの栽培では遮光ネットを張りますが、梅雨と台風の間だけネットを外して過湿を避けるなど、天候をみながら環境を整えます。多年草で1年目から花や実がつきますが、花のサイズが大きく(1cm)になるのは地植え2年目です。2年目の夏を越すのが大変難しいとされ、1年目の冬以降、地上部が枯れた後~2年目の生育中(およそ春~夏前まで)に頃合いをみて根を掘り出して染料にします。
市販の培養土を使用するのが簡単便利ではありますが、それらはおよそ化学肥料が含まれています。
下記は有機栽培、自然栽培など化学肥料を使用せず植物を育てる場合の培養土の自作レシピです。
・表は素材と配合比率、500mlの手桶20杯で10Lの用土を作成する場合の想定杯数です。
・ずっと育てる場所(地植え、プランター、鉢)の用土を作る場合、更に完熟堆肥を加えます。
・短期間のポット育苗の用土を作る場合は堆肥は加えず、ごく少量の石灰を加えます。
・培養土の配合比率は必ずしも正解は無く、お客様ごとご栽培環境に合わせてアレンジしてみてください。
- 商品紹介
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- 2023年春蒔きの染料植物の種は販売期間終了です。次期(2024年春蒔き)分は2023年12月から、種類ごと順次販売開始予定です。※予約受付は無しです。
- 恐れ入りますが個人のお客様はヤフーショッピング支店よりカード決済、またはコンビニ決済でお買い求めください。
【出荷時期】
秋の収穫・販売開始後(例年11月)~6月末まで。注文後すぐの発送で、お取り置きはできません。
- 当農園の染料植物はこだわりの無農薬栽培です(栽培期間中農薬・化学肥料不使用・圃場外半径100m有人防除不実施契約締結)。有機JAS認証機関確認済の有機肥料(主にもみ殻、堆肥、石灰のみ)を使用し、病虫害には“酢水”“スギナ液”など自然の素材で防除しています。種子消毒も行わず、自然のまま清潔な状態の種子をお届けします。
- 在来種の藍、小鮒草など全て茨城県での自家栽培で、収穫から種外し、選別まで全てが“手仕事”です。
種の販売藍(あい)の種
商品記号[SOME-1]
◆5g単位(約1000粒)=800円
赤茎千本は藍の栽培が初めての方でも扱いやすい品種です。茎が直立で、密植しても栽培管理がしやすく、葉が厚いので生葉染めにも向いています。粒数はあくまで目安です。除ききれない葉茎も混じりますが、全て手仕事ですので、どうかご容赦ください。5gで6mの畝1条(株間20cm)か、1~2㎡にびっしりが栽培面積の目安です。
次期は1月~販売開始
小鮒草(こぶなぐさ)の種
商品記号[SOME-2]
◆5g単位(約1500粒)=800円
粒数はあくまで目安です。除ききれない葉茎も混じりますが、全て手仕事ですので、どうかご容赦ください。5gで10mの畝1条(株間20cm)か、3~4㎡にびっしりが栽培面積の目安です。
次期は12月~販売開始
- 生育&発送サイクル
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生育&発送サイクル
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 (植付・移植適期) 生育状況 発芽・伸長 葉茎の収穫(数回) 開花 結実 葉枯れ・休眠 ご予約・発送 予約は受けず3月から販売開始 - 種は予約を受けず、蒔き時となる3月から販売しています。
- お支払い、送料等
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お支払い、送料について
- 個人のお客様はヤフーショッピング支店よりカード決済、またはコンビニ決済でお買い求めください。
- 団体・公共機関等のお客様でカード決済、コンビニ決済がご利用できない場合は、下段の注文フォームかFAXで承ります。うまくいかない場合は「info@tane4u.com」まで直接メールでご連絡ください。
- 藍、小鮒草の種50g以下のご注文は、郵便局の振込用紙を同梱し封筒便で発送致します。切手代は無料です。振込用紙到着後7日以内にお振込みください。
- それより大口の場合、お支払いは基本「ゆうパックの代金引換サービス」です。宅急便配送料、代金引換手数料(290円)がかかります。
- 学校など公共機関の場合のみ、大口でも郵便振替(振込)でのお支払いが可能です。ご希望の方は、注文時フォームの備考欄でお申し出ください。
- 栽培方法
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染めの草木はほぼ野草なので、放任で育つ丈夫なものが多いです。
以下は草木ごとの種まきから収穫までのお手入れを解説します。
藍の育て方性質:
1年草で、夏に旺盛に葉茎が茂り、これを収穫し染料として利用します。9月にかわいらしい小さい花を咲かせ、これが11月に結実。霜がおりると枯れます。水をたくさん必要とし、地植えのほうが放任で旺盛に生育してくれます。
種蒔きの時期:
3月~6月頃まで。ポットで育苗し地植えに移行(移植)するか、プランターで育てます。関東以北では早蒔きしすぎない方(概ね4月以降)が遅霜に当たる心配なく発芽を見守ることができます。
種蒔きの方法:
ポットに種まきの土(育苗培養土)を7分目まで入れ、種を軽くひとつまみ置きます。1cm程度とごく浅く覆土し、手のひらでよく鎮圧し、たっぷり潅水します。日当たりの良い暖かな場所に置き、以降は表土が乾いたら潅水します。プランターの場合は鉢底に赤玉土を2cm程度敷き、水はけと保水を確保します。
発芽と移植:
霜に当たらず、適度な気温と水分が保たれれば、播種後10日~20日で発芽します。以降も表土が乾いたら潅水し、草丈15cm程度(播種後1か月以降)になったら、移植の準備です。3月に蒔いた種なら5月が移植目安です。
地植えの準備:
畑や花壇の土に堆肥や腐葉土を入れ、よく耕します。植え場所にもみ殻や腐葉土を毎年すき込むことで、ふかふかの良い土になっていきます。畝幅は40cm、二条植えなら60cmを確保し、水はけを良くすべく高畝に形成します。マルチを貼ると地温と水分が保たれ、また除草の負担も軽くなるのでおススメです。株間を20cm程度確保し、ポットの土ごと苗を移植し、よく潅水します。
お手入れと葉の収穫:
以降は降雨に任せ、雨が無く葉の元気がない場合には様子をみて潅水します。6月に株元に追肥、目立つ草を除草しながら成長を見守ります。7月以降に初回の収穫、その後40日程度経過後に2回目の収穫が可能です。
小鮒草の育て方性質:
1年草で、夏に葉茎が伸び、9~10月にふさふさの花穂をつけます。花穂が出る直前に全草(茎と葉)を刈り取り、黄色の染料として利用します。ほぼ野草なので大変丈夫で、手をかけるよりは放任でよく育ちます。
種蒔きの時期:
3月~6月頃まで。ポットで育苗し地植えに移行(移植)するか、プランターで育てます。関東以北では早蒔きしすぎない方(概ね4月以降)が遅霜に当たる心配なく発芽を見守ることができます。
種蒔きの方法:
ポットに種まきの土(育苗培養土)を7分目まで入れ、種を軽くひとつまみ置きます。1cm程度とごく浅く覆土し、手のひらでよく鎮圧し、たっぷり潅水します。日当たりの良い暖かな場所に置き、以降は表土が乾いたら潅水します。プランターの場合は鉢底に赤玉土を2cm程度敷き、水はけと保水を確保します。
発芽と移植:
霜に当たらず、適度な気温と水分が保たれれば、播種後20日~30日で発芽します(藍より遅めです)。以降も表土が乾いたら潅水し、草丈15cm程度(播種後1か月以降)になったら、移植の準備です。3月に蒔いた種なら5月が移植目安です。
地植えの準備:
畑や花壇の土に堆肥や腐葉土を入れ、よく耕します。植え場所にもみ殻や腐葉土を毎年すき込むことで、ふかふかの良い土になっていきます。畝幅は40cm、二条植えなら60cmを確保し、水はけを良くすべく高畝に形成します。マルチを貼ると地温と水分が保たれ、また除草の負担も軽くなるのでおススメです。株間を20cm程度確保し、ポットの土ごと苗を移植し、よく潅水します。
お手入れと開花、葉茎の収穫:
以降は降雨に任せ、雨が無く葉の元気がない場合には様子をみて潅水します。6月に株元に追肥、目立つ草を除草しながら成長を見守ります。9~10月になり、ふさふさの花穂が出る直前に全草(葉と茎)を刈り取り、染料として利用します。
紅花の育て方(★編集中)性質:
日当たりと風通しを好み乾燥にも強い1年草で、花を摘んで染色に利用します。
種蒔きの時期:
3~4月蒔きで7月開花、または9~10月蒔きで越冬、翌年5月開花のサイクルです。
種蒔きの方法:
ポットに種まきの土(育苗培養土)を7分目まで入れ、種を1~3粒置きます。1cm程度とごく浅く覆土し、手のひらでよく鎮圧し、たっぷり潅水します。日当たりの良い暖かな場所に置き、以降は表土が乾いたら潅水します。プランターの場合は鉢底に赤玉土を2cm程度敷き、水はけと保水を確保します。
発芽と移植:
霜に当たらず、適度な気温と水分が保たれれば、播種後10日~20日で発芽します。以降も表土が乾いたら潅水し、草丈15cm程度(播種後1か月以降)になったら、移植の準備です。3月に蒔いた種なら5月が移植目安です。
地植えの準備:
畑や花壇の土に赤玉土と腐葉土を入れ、よく耕します。植え場所にもみ殻や腐葉土を毎年すき込むことで、ふかふかの良い土になっていきます。やや広めの株間20cmで風通しを確保。ポットの土ごと苗を移植し、よく潅水します。
お手入れと開花、花の収穫:
以降は降雨に任せ、雨が無く葉の元気がない場合には様子をみて潅水します。ほぼ放任でも育ちますが、花用の肥料を追肥したり、葉が混みあってきたらある程度剪定して風通しを確保し、葉カビなどの病害を予防するとベターです。開花後、花びらの下部が黄から赤に変わる頃に花を摘み取り、染色に利用します。
日本茜の育て方(★編集中)性質:
株元は日陰で、つるがのびると草木の上を這い日当たりを好んで成長します。多年草でおよそ生育2年目以降に根を掘り、染色に利用します。
種蒔きの時期:
種まき時期は3~6月。ポット育苗から地植え、または栽培容器に移植栽培します。
種蒔きの方法:
ポットに種まきの土(育苗培養土)を7分目まで入れ、種を1~3粒置きます。1cm程度とごく浅く覆土し、手のひらでよく鎮圧し、たっぷり潅水します。日当たりの良い暖かな場所に置き、以降は表土が乾いたら潅水します。プランターの場合は鉢底に赤玉土を2cm程度敷き、水はけと保水を確保します。
発芽と移植:
霜に当たらず、適度な気温と水分が保たれれば、播種後30~60日で発芽します(早蒔きの場合は特にじっくり待ちます)。以降も表土が乾いたら潅水し、本葉が2段(草丈5cm程度)になったら移植の準備です。3月に蒔いた種なら5月が移植目安です。
地植えの準備:
木陰や壁の裏など株元が日陰になる場所に移植します。植え場所を30cmほど深耕し赤玉土と腐葉土を多めに混ぜ込みます。ポットの土ごと苗を移植、よく潅水します。密植で構いません。栽培容器を作成して植え付けると収穫時の根の掘り出しが楽です。容器は15cm以上の深さのあるメッシュ状のコンテナの側面を目の細かい網で覆って作成します。底に赤玉土を敷き、その上の用土は上記と同じです。
以降のお手入れ、根の収穫:
周囲をまめに除草し、虫に食べられないよう注意しながら成長を見守ります。花や実がつくのは2年目以降です。冬に地上部が枯れた後に根を掘り出して染料にします。
紫草(ムラサキ、紫根)の育て方(★編集中)性質:
日陰で風通しの良い場所、乾燥ぎみの環境を好んで成長します。多年草でおよそ生育1年目の冬~2年目の夏までに根を掘り、染色に利用します。
種まきの前に(休眠打破処理)
2月初旬~3週間、冷蔵庫のチルドルームで休眠打破処理をします。清潔な用土(バーミキュライト)をボウルに入れ、水を少しづつ加えながらよく混ぜ合わせます。握って水がにじむ程度になったら蓋ができる容器に半分まで詰めます。お茶や出汁をとる紙パックにムラサキの種を入れ、少し湿らせて容器内の用土の上に平たく寝かせ置き、上から1cm程度用土で覆土します。容器に蓋をしてチルドルームに置き、上記の期間見守ります。週1回は少量水を足すなど様子をみて、乾燥させず、過湿すぎず管理します。休眠打破処理をしないと写真3枚目の右の育苗箱のように、ほとんど発芽が見込めません。
種蒔きの時期:
種まき時期は2月末~3月。気温が安定して15℃を超える前に蒔き、ポット育苗から地植え、または栽培容器に移植栽培します。
種蒔きの方法:
赤玉土(細粒がベスト、無ければ小粒)と種まきの土(培養土)を半々に混ぜ、育苗ポット7分目まで入れ、種を1~3粒置きます。1cm程度ごく浅く覆土し、手のひらでよく鎮圧、たっぷり潅水。日当たりの良い暖かな場所に置き、以降は表土が乾いたら潅水します。プランターの場合は鉢底に赤玉土(中粒)を2cm程度敷き、水はけと保水を確保します。栽培用土は同じ作り方で混合します。
発芽と移植:
霜に当たらず、適度な気温と水分が保たれれば、播種後30~60日で発芽します(早蒔きの場合は特にじっくり待ちます)。以降も表土が乾いたら潅水し、草丈10cm程度になったら移植の準備です。2月末に蒔いた種なら5月中旬が移植目安です。
地植えの準備:
風通しのよい日陰の場所に直植えするか、栽培容器を作成して同様の場所に設置、移植します。日なたでは遮光ネットを張ります。植え場所を50cmほど深耕し赤玉土(中粒)と腐葉土を多めに混ぜ込みます。水はけ確保のため植え場所は高くし、株間8cmを確保しながらポットの土ごと苗を移植、よく潅水し、株元にコンテナチップ(クリーンな木片)を敷いて土はねを防止(葉の病気の予防)します。
上記と同じ土づくりをした植え場所に栽培容器を作成して埋め込み、その中に苗を植え付けるとより栽培が安定します。容器内への移植方法やチップを敷く点などは直植えと同じです。容器栽培はその物理的な高さにより、いっそうの水はけと葉への土はねが軽減され、収穫時の根の掘り出しも楽になりおススメです。写真の栽培容器は水田用の畔シートを切って作成したもので、高さ25×幅10×奥行50cmで縦に6株並べて植えられるサイズです。牛乳パックの底を切ったものに1株づつ植える方法が最も簡易的ではありますが、収穫まで雨風に2年耐える強度として少し不安でもあります。紫根エキスを自家精製する製薬会社さんでは高さ80cmの専用塩ビ管を使用しているようです。
以降のお手入れ、根の収穫:
周囲をまめに除草し、風通しよく乾燥気味に管理し、成長を見守ります。よほど降雨がない場合以外はほぼ潅水不要です。日なたでの栽培では遮光ネットを張りますが、梅雨と台風の間だけネットを外して過湿を避けるなど、天候をみながら環境を整えます。多年草で1年目から花や実がつきますが、花のサイズが大きく(1cm)になるのは地植え2年目です。2年目の夏を越すのが大変難しいとされ、1年目の冬以降、地上部が枯れた後~2年目の生育中(およそ春~夏前まで)に頃合いをみて根を掘り出して染料にします。
培養土を自作してみよう市販の培養土を使用するのが簡単便利ではありますが、それらはおよそ化学肥料が含まれています。
下記は有機栽培、自然栽培など化学肥料を使用せず植物を育てる場合の培養土の自作レシピです。
・表は素材と配合比率、500mlの手桶20杯で10Lの用土を作成する場合の想定杯数です。
・ずっと育てる場所(地植え、プランター、鉢)の用土を作る場合、更に完熟堆肥を加えます。
・短期間のポット育苗の用土を作る場合は堆肥は加えず、ごく少量の石灰を加えます。
・培養土の配合比率は必ずしも正解は無く、お客様ごとご栽培環境に合わせてアレンジしてみてください。
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